最近、アクティブラーニングが流行っている。
というかもう風潮ですね。
大学入試は2020年で廃止。
新しい時代は暗記では対応できない試験や記述式も増える見込みです。
養老孟司さんの「「自分」の壁」で出てきたエピソードでハーバードのビジネスクールの話があります。
「人生で自分自身で決めたいことはなにか」を日米の大学生に書かせてみたところ。
アメリカ人の学生・・・配られた紙の裏側までびっしり。
日本の大学生・・・・・「住まい」「仕事」など二行程度。
確かに個性というか文化が違いますね。
留学していた人の話を聞くと
アメリカやシンガポールでは、意見を言わないだけで授業が1コマつぶれるくらいに教師にお説教をされるそうです。
そういう体験を基にしたエントリーシートも良くみかけます。
「ですから私は意見が言えるようになりました。」の様なアピールですね。
でもね。
日本の学生が何も考えていない訳ではないと思うんです。
生まれてから生きてくるまでに
僕たちは多くの事を禁じられています。
失敗しないように丁寧にガイドが存在しています。
国民皆保険、国民皆年金。
大学進学だって当たり前くらいの比率になりました。
その中で、急に創造しろなんて言われても困ります。
見方によっては、急に周りが手のひらを返したってなっちゃいます。
そして、やがて学生は就職活動に進んでいきます。
就職参考本には、「あなたらしい意見を!」というアドバイスばかり。
そもそも就職活動本自体に個性がないです。
敢えてでしょうけど。
じゃあ、企業説明会に行って個性的な企業を見つけようと思っても。
「ウチは、コミュニケーション能力が大切です」
とか
「ウチは人材を人財として大切にしています」
とか
「◯%のシェアだから安定しているんです」
とか。
やっぱり個性的な企業はパッと見、非常に少ない。
もちろんよく探せばいっぱいありますけど。
就活生にも漠然とした価値観はあります。
ただ、その表現の多くが「個性」とか「特徴」とか「価値観」という言葉で語られていて、具体的に何なの?ってなっちゃう。
それでも個性を伸ばす教育っていって、周りはなぜか「個性を尊重」という言葉ばかり前に出す。
でも、そもそもどうやって個性を発掘していけばいいのか。
みんな意見がバラバラなんじゃ?って思うんです。
でですね。
僕の考える個性は、無駄なものを引っぺがした先に
どうしても残ってしまうもの。
割り算でいうところの「余り」。
因数分解しきれない要素が、個性なんじゃないかと思うんです。
人は生まれながらに気質もあると思います。
なぜかというと、ウチの0歳児(生後6ヶ月)の子をみていても
他の同世代の子と比較すると、やっぱり明るさとか活発さが違うからです。進んでいるところもあるし、そうでないところもある。
そして髪の毛は全然伸びない(笑)
それはモチベーションとかバイオリズムまで計算には入れていませんが、少なくとも生後数日の赤ちゃんでさえ、鳴き方は違うし
泣く激しさも全然違いました。
産婦人科で無菌室を眺めていたから思ったことです。(フリーランスの特権!)
その生まれ持った気質に
育ってきた環境の要因を含めて個性だと思うんです。
体に染み付いた、シミみたいな。
心のシミみたいな。
だからそれを再認識していく授業も必要だし
見つけていく取り組みも考えていかなきゃいけない。
そして、アクティブラーニングはその可能性を増やしていけると考えます。
今だから提案できる講義がきっとある。
これから大学に営業をかけて行きますが、学生の皆さんも就職課に宣伝してくれると嬉しいです!
(*゚∀゚*)
近々、大学営業用の資料作ります!
office桜一輪
櫻井樹吏
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