「先着◯◯名限定」というイベントタイトル。
Facebookとかセミナーサイトでよくある。
先着◯◯名限定!◯◯イベント。
この「先着」って、意味ないと思うんです。
例えば、これが超有名人のイベントなら効果は絶大。
でも、公共事業や個人の講師が行うイベントでは、無駄。
「Mr.children先着240名限定ライブ」とは訳が違う。
そもそも一般的なイベントは、定員になるまで「先着」でしょ?
そして、受講者が「先着◯◯名」を気にするのは、
「そのイベントに参加したいと思った時」だけ。
それを貴重なセミナータイトルの文字数内に入れるのは、論外。
さらに言うと、
無名イベントで「先着◯名」×「無料」は最悪に相性が悪いと思う。
「参加費2,000円」×「先着◯名」でも結構苦労すると思う。
「前回10万円の満席イベントが先着3名限定で2000円」なら別だけど。
参加費が安いから来るだろう、と考えるのが危険。
例えば、自由にお金を使えなさそうな主婦。
それでも、ちょっと工夫(家計操作?)して数万円のバッグを買ったりしている。
主婦がお金を持っていない訳ではなくて
なににお金を使うかが重要ということです。
師匠とのスカイプコンサルを日曜日にしたんだけど、
最近は無料でさえも動いてくれない時代になった。
正確には、「有料と同等」の無料サービスでも結構危険。
イベントなら、そこに価値を感じなければ「無料」でも来ない。
無料のアプリだからって、全部がダウンロードされるわけではない。
高級デパートのバーゲンでも、売れないものは最後まで売れない。
高級デパートでも、扱う商品や戦略で油断すれば失敗する。
千葉県船橋市の西武百貨店でさえ、50年の幕を閉じ2018年には閉店する。
全盛期には300億円以上の売り上げを上げていたのに。
怖いのは公共事業。
税金で賄われている事業は基本的に参加無料。
「善」で開催しているのに、「参加無料」で逆に価値が下がる。
「どうせ、公共のそれなりのクオリティでしょ?」なんて下にも見られる。
価値が伝わりきってないからです。
ほぼ利益は出ないのに、皮肉なことだ。
そんな中で「先着〇〇名」というキーワードを加えたくらいじゃ
参加者の心が動くわけがない。
とはいえ、「先着◯◯名限定」キーワード自体が悪いわけではなく。
このキーワードが活きる場合があります。
それこそ受講者が「イベント」自体に価値を感じてくれた場合。
「このイベント行きたい!!」
ってなった時には、先着◯◯名というのは参加者の背中を押す材料になる。
だって、参加終了になってしまう可能性があるからです。
そんな風に価値を感じてもらうためには、
イベントの「タイトル」が重要が本当に重要です。
繰り返しますが先着◯◯名限定じゃない。
って、こんな事書いてても、集客は僕だって全然勉強不足ですよ。
まだまだ全然わかってない。
だから勉強と実験を繰り返してるんだけど。
それでも、先日行った「先着50名限定セミナー」では
申し込み90名以上が殺到して、前日までキャンセル待ちの電話がかかってきた。
応募フォームをクローズしていたから、電話で直接お問い合わせがきた。
開催前日まで対応して頂いた開催企業のスタッフさんに本当に感謝です。
「面接が久しぶりでも内定率が3倍になる50分」
これはひとえに、開催企業のメルマガに登録している人が多いことと、
参加者のターゲットを設定したからこそ成功した事例だと思っています。
※とはいえ、当日の参加者は55%(50名)くらい。
ここが今後の課題。。。少し申し込みに工夫が必要だと考え中。
それでも、そもそもの定員50名はクリア!
定員割れは起こさなかった。
最近は他のイベントを見ても、「無料」「先着」セミナーが定員20名集めるのも大変。
だからまずは、先着何名にこだわる前に、
誰をターゲットにするかを考えた方が有意義だと思う。
特に参加者に「成果」を求める場合には、集客力が重要。
人が集まらないで、本気じゃない人ばかり集まると、
そのイベント自体がマイナスになる可能性さえある。
企業が学生を集めるインターンシップにも言えることで。
どうやって中小企業に学生を集めるか、の仕組みを考え中。
少しずつ、個人から法人にターゲットを変更しているoffice桜一輪です。
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