講師のコンテンツの話です。
独自セミナーのコンテンツ。
どんな部分に力を注いでいますか?
そんな中でヒントになる話がありました。
それは、国民的グルメ漫画「美味しんぼ」から。
ある回の話です。
若い蕎麦職人がいました。
彼は屋台で日本そばを出しています。
蕎麦は独学で研究。
色々な工夫をして主人公、山岡士郎も認める蕎麦を出します。
ところが、認められたのは「そば」のみ。
「つゆ」はまるでダメだと言い放たれてしまいます。
そばの完成度が高い。
だからこそ、それに「つゆ」がついていけていない。
しかし、彼は独学でそばを打ってきました。
プライドがあります。
改善すべき「つゆ」を人に習おうとはしません。
とにかく独自に様々なブレンドを試します。
何日経っても、なかなか成果が出ない。
睡眠時間もけずり、やつれていきます。
そんな時、雷門の近くにある老舗のそば屋の主人から、
たまたま「つゆ」作りを見せてもらえる機会に恵まれます。
ところが、その「つゆ」の作り方に若者は衝撃を受けます。
若者は1日の中で何度もつゆを作り直し研究していました。
しかし。
その老舗の「つゆ」はまるで次元の違う作り方をしていたのです。
3週間地下に寝かせた醤油。
90分煮詰め続けた出汁。
それを調合してさらに合計48時間かけて熟成。
保存。
「ここまでやって初めてお客様にお出しできる」
そんな主人の言葉から若者は、自分の「つゆ」に足りないものに気づきます。
老舗の「つゆ」の深みの理由を知ります。
そして若者の作る「つゆ」はそこから変化していきます。
講師にとって、熟成とはなんでしょう。
ただ情報を伝えるのではなく、
多角的に。
新しい視点を。
新しい視野を。
深さを。
様々な点から受講生のメリットになるよう伝えることです。
もっと時間をかけていけばいくほど、
コンテンツの質もさらに変化しそうです。
自分自身のコンテンツもまだまだ熟成の余地はありそうです。
浅さに気付けてよかった。
講師のコンテンツの話でした。
独自セミナーのコンテンツ。
改めて、どんな部分に力を注いでいますか?
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