就職に対して不安を抱いている学生、既卒者。
いままでは、「チャレンジした時の失敗」が怖いから、
就職に対する行動が鈍っているのかと考えていました。
しかし、最近になって。
考えを改めました。
完全に就職から背を向けていない限り、
本院が抱えている怖れは必ずしも「失敗」ではないのです。
なぜなら、就活セミナーに参加する方は、
少なからず就職を希望して参加するという実践をしているからです。
もしかしたら、失敗するかもしれないのに。
本当に怖れを感じていること。
それは「確証が持てないこと」です。
選択肢に確証がないから行動力にブレーキがかかるのです。
アクセルは踏んでいます。
それ以上にブレーキも踏んでいるのです。
ブレーキの対象は、志望求人の質や就職先の企業の待遇の話ではありません。
本当の恐れは自分自身の中にあるのです。
当人が、どんな道を選ぶにせよその確証が得られるまでは行動が鈍ります。
それを認めた上で対策を取るのが今後の就活支援だと思います。
未来に向かう勇気を付ける支援が就職支援です。
別に就活生だけの話ではないはずです。
社会人でもフリーランスでも行動する前に確証が得られないと怖いです。
チャレンジにブレーキがかかります。
それが新たな試みならなおさらです。
だから、最近の就活で隠しメッセージに入れている言葉があります。
それは、
「自分が選んだ道を歩む許可をして上げて下さい」というものです。
ネガティブもポジティブも自分の経験。
そもそも経験は振り返る時期によってポジティブにもネガティブにも変わります。
「人間万事塞翁が馬」です。
しかし、怖れによって、経験自体を積めないのは何よりの損失です。
自分が「これで良い」と腹に落ちると行動力が変わります。
失敗の恐怖というブレーキを通り超して、アクセルを全開に踏めるからです。
だから、講師や事業関係者が自身にどんなノルマを抱えていても、
それを元に行動するのは目的がずれていってしまいます。
無理矢理なマッチングではなく、当人の制限を取り払う環境を用意するべき。
本気になっている人は、止めても止まりません。
そういう変化を起こす為の取り組みがもっとあって良いと思う。
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